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展示会後記 [サイクルモード・SIGGRAPH Asia 2009]

2010.04.22

twitterにうつつを抜かしている間にブログでまとめる気力も薄れ、、
もう既に去年の話になってしまいましたが、、
展示会に行った模様を備忘録としてまとめます。

【サイクルモード2009@幕張メッセ】
http://www.cyclemode.net/2009/

言わずもがなの日本最大の自転車展示会です。
弊社がWEB運用を担当させていただいている東商会さんも、
新しく取り扱うブランドのlapierreを大々的にアピールと、
とても大きなブースで出展されていました。

azumaweb

(参照)東商会WEBサイト http://www.eastwood.co.jp/

このイベントの最大の特徴は、なんといってもどのブランドのものでも「試乗ができる事」です。
普段、僕も自転車通勤をしていますが、横断歩道などの停止信号で隣同士になると、
やはり他社ブランドの自転車も気になります。
「面白い形をしているな」「前傾姿勢が取りやすそうでスピード出そうだな」などなど。
あとは「高そう!!!!!!!」っていうのもたまにあり。
そんな色々を試乗することで体験出来るイベントです。


普段は小径車に乗っているので、
イベントではマウンテンバイクや、ロード車にチャレンジしてみました。
ちなみにこれが愛車です。↓

bike

特にマウンテンバイクなどは、その重量感のある乗り心地が面白かったです。
安定感があり、加速も心地いいなと感じました。


ちなみに、一緒にイベントに行った友人は、この自転車に釘付けでした。
(参照)KIMORI http://kimori.info/ja/bikes/colossus-single

event01

ワイヤーを組み上げた形といい、その研ぎ澄まされたフォルムに魅了されたようで。
人により、自分の追い求める形の差異が目に見えるので、
それもまた自転車生活の面白みです。



【SIGGRAPH Asia 2009@パシフィコ横浜】
http://www.siggraph.org/asia2009/jp/

event02

コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術を中心としたデジタルメディア、
デジタルコンテンツ分野を代表する国際カンファレンス&展示会です。
アジアでは初の展示会との事でしたが、ちょっと物足りなかった印象でした。
入場者数も、6000人強とのこと、
先のサイクルモードが6万人(東京・大阪合わせて)ということを見ても、
納得せざるを得ない数字でした。


弊社も映像制作を行っていますが、
この展示会を通じて感じたことは、「CGの行き詰まり」でした。

これまでは、如何にCGで人間らしさやそのものの特徴を表現するかという部分に、
映像制作者の叡智が注がれていた点があげられると思いますが、
ある程度、どんな高品質なCGを見ても「まぁ、そんなもんだよね」と感じるしかなく、
一種の不感症、または「できて当然」と感じる事が多くなったように思います。


そうなると、次に出てくるのは、
如何にCGを通じて、生活レベルや実感できるものに落とし込めるか。
という課題だと思いますが、現状ではその表現がまだまだ稚拙に感じました。
そして、ここを突き詰めていくうちに、もう3D表現にとって変わるのでは?と。
このような、現実空間の再現という意味でのCGの行き詰まりを感じました。

event03



そういった中で、では弊社では何ができるのか?と考えた際に、
やはり
「リアルを分かりやすく丁寧に、そしてそのリアルに潜むある幻想的な瞬間を伝える事」
だと、再認識しました。

人が一生懸命に何かを伝えたいと奮闘する様には、
どこかでその人の努力がスッと垣間見える瞬間があるように、
そのような瞬間を切り取り、多くの人にその感動を伝えられればなと。
まだまだ、力不足ではありますが、、そんな事を感じました。



またシーグラフの帰りには、
農園で随分お世話になっている東邦レオさんの壁面緑化を見学してきました。

event04

ショッピングモールの壁面が鮮やかな緑で彩られていました。
ちょっと事例は異なりますが、このような感じです。

(参照)「新浦安駅前 プラザマーレ」壁面緑化技術
http://www.greenwall.jp/model-case/mare/03.html

屋上も緑化されていて、いこいのスペースがあり、
そこでみた雲が「竜」のようだったので、パシャリと。

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長々となりましたが、いずれも現場の動向や熱を感じ、
そして志しを再確認するいい機会となった展示会でした。